経営

野外イベントってどうなのよ?2

イベント出店について大事なことを忘れてました。

アイテム選定。

飲食店とイベントでは提供できるアイテムが違います。正確にはイベント出店において保健所に提出する書類によって違うのですが。(例えばプレハブユニットで飲食店としての許可を得られていれば「生もの」もOK。海鮮丼とか。但し、この場合は出店料が高い傾向にあります。)

お祭りでもよく見るし、良いと思われがちなのが、「きゅうりの1本漬け」「ご飯もの」。これ、場所によってはアウトです。きゅうりの1本漬けに関しては生野菜なのでもっての他。これをOKとするところは原則無いはずなんですが、保健所がチェックに来ないケースも意外とあるので難しいところですね。ルールに従うと間違いなくNGです。

そもそもNGか否かは食中毒の危険性に基づくものなので、飲食店経営のリスクから言えばやらないほうがいいでしょう。イベントで食中毒を出して、飲食店営業も取り消しなんてなったら本末転倒です。

ご飯ものは区市町村の保険所によって判断がわかれます。経験で言えば

「全く問題なし」

「専門業者のご飯であればOK」

「炊飯してから〇〇分の間であればOK」

「商品シールを貼ってお弁当という形であれば〇」

の4種ぐらいでしょうか?

原則としてその場で火を通さないものはNGです。常温保管が大丈夫なものはうるさく言われませんが、氷も許されないところがあったりしますのでハイボールができないことも。汁ものは保健所というよりは運営側の判断でNGがでることがあります。(排水の問題で。)

許可証によっては単一種のフード(揚げ物と焼き物と茹で物で調理工程が3種はNG 焼き物で3種は〇)のみというケースもあります。ここに関してはさほどにうるさくないですが。一応ルールとして。

そのため、フードがある程度偏ってしまう傾向があるわけですが、頭を捻れば意外と差別化できます。

・ラーメンはNGとしても焼きそばを使って焼きラーメンにすればOK(焼き担々麵を過去にやったことあります。)

・フライドポテトのみだけど、ソースで味変して4種にする。(最近のロングポテトがこれ。)

・ビールをクラフトビールにして数種類提供。

・鉄板で鶏肉、ソーセージ、鴨肉、ベーコン、ポテト、スペアリブなどを焼く。(同一の調理工程なのでどんな許可で通る。)

こんな感じです。アイテムを決めるのにイベント毎に変わるのはとても大変です。試行錯誤は必要ですが、同一のアイテムに徐々に移行させていくのが良いです。

弊社ですと、ビールはクラフトビールを3から6種。フードはジャークチキン、チョリソー、ベーコンを主軸にナチョスやケサディーヤをまれにやる感じです。

揚げ物は調理・提供は比較的楽なのですが、オーダー数が予想を上回ると油が冷えて提供が遅くなり、片付けの大変なので弊社は鉄板1つで行えるもの(提供量が多い場合に下茹で用としてウォーマーや鍋を併用することはあります。)を基本として考えています。

らんきんぐ

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