野付湾を囲むように野付半島がありますが、知らない方も多いと思うのでMAPをUPします。
僕も妻に言われるまで知らない場所でしたが、地形が独特です。
地図を見た時点での感想としては、
・行っていい場所なら行ってみたい。
・干潟になっていて生き物多そう。
この2つの感想です。
ランチをいただいたのち、車で野付半島へ向かいます。
地図でみると、狭そうな道路が続いていそうですが、ちゃんと陸地があります。
両サイドはたしかに海ですが、天橋立に比べると幅もあるので、現地までいってしまえば驚くほどの光景でもありません。
とりあえず地図でいうナラワラのところで車を停めました。駐車スペースもあります。
向こう岸に見えるのがナラワラ。
ここでも50Dに電源が入らないことが悔やまれます。。
ナラワラの語源としては、ワラが原っぱを意味し、ナラはミズナラから来ています。ミズナラの原っぱという意味。
海水で浸食され風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林をつくっているのが見ることができます。
立ち枯れのミズナラ林
ここでしか見られない光景で、もっと近くで見れたらなぁとは思います。
もう少し車を走らせ、野付半島ネイチャーセンターへ。
ここからトドワラへの歩道が整備されています。
ススキに囲まれた歩道を20分ほど歩いていきます。
途中で蝦夷鹿を見ることができました。
場所柄、(野生動物が保護されている場所)人間を怖がらず逃げる様子は見られません。
奈良公園の鹿みたいなものでしょうか?
鹿もよくわかってます。
健康サンダルのようなキノコがはえてたり、木の実がなっていたり、水鳥が沢山いたりと、20分の道のりも飽きることなく行けます。
水鳥はほんと多くて、超望遠レンズを持ってきて、ずーっと写真撮っているのも楽しい場所かもしれません。
20分ほどで到着したトドワラ。
トドワラのトドはトドマツから来ています。
ただ、ここ10年ぐらいの異常気象で多くのトドワラが折れてしまったようで、
まともに残っているのは6本ぐらい。。
従来は一面トドワラの光景だったようですが。。
20分の労力からするととても残念な気分です。。
昔懐かしい「オホーツクに消ゆ」で登場していますが、その映像を見る限りはナラワラのように枯れ木が沢山あったのでしょうねぇ。
自然のやることなので、仕方ありませんが、せめてナラワラはもう少し近くで見えるようにしてもらえると観光客的には嬉しいですね。
もどりは疲れてしまったので、トラクターバス移動です。片道500円。
トラクターバスで、野付半島ネイチャーセンターまで戻り、少し車を走らせるとまたもや蝦夷鹿いました!
もう地域に溶け込んだペットのような、インドの牛のような状態で、車が来ようがおかまいなしでひたすら草食べてます。
蝦夷鹿にとっては外敵のいない楽園かもしれない。野付半島。
なんだかんだと2時間以上滞在し、2日目の宿泊地、知床方面へ向かいます。
知床観光の拠点、ウトロに到着する頃には辺りは真っ暗。
まだ17時すぎだったと思いますが、早めの夕食を取ります。
向かった先は、3代目千葉商店。
オーダーしたのは、オリジナルの花咲蟹たっぷりタンバルライス、蝦夷鹿コロッケ、平貝のワイン蒸し。
まだ、宿についていないので、ノンアルビールで喉を潤します。
つい3時間前まで、写真を撮っていた蝦夷鹿がコロッケです。
出来立てで美味しいコロッケ。
タンバルライスは、餡かけ蟹チャーハンにも見えますが、ライスがしっとりしています。
具沢山で蟹の旨味もしっかりで美味しいー。
平貝のワイン蒸しも良かったです。
平貝から出たスープがまた絶品で、残さず全部飲み干しました。
18時過ぎには食べ終わり、ホテルには19時には到着。
温泉につかり夫婦ともに爆睡するのでしたー。